ギャンブルに依存する、薬物に依存する、インターネットに依存するなどの依存は、脳が一度知った快感を求め続けることが原因で、神経伝達物質のドーパミンが関係していると言われています。快感の情報を受けて、腹側被蓋野(ふくそくひがいや)が反応して、即座核(そくざかく)が信号を受けてドーパミンを放出します。ドーパミンを回収するトランスポーターの働きを阻害する働きの薬物に依存するのが薬物依存ということになりますが、ギャンブルやインターネット依存の場合、化学物質によるものではないので、違いは明らかですが、いずれにしても快感の記憶の固定化ということが関係しているようです。扁桃体で認識されて、海馬で記憶として貯蔵されたときに、「報酬系」「快感回路」が固定化するのではないかと考えられているようです。
脳は、元々、物理的にも柔らかいものですが、実際に傷つきやすく、簡単に快感にコントロールされてしまうものでもあります。
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