新型コロナウイルスの関係では、風評被害も含め混乱していることは市民にとって辛い状況です。撲滅するという概念でウイルスは考えられないーでは、共生なのですが、どうゆう意味なのか、例としては、ヒト・ヘルペス・ウイルス(HH V)との共生について、池内了が、THE BIG ISSUE VOL .387に掲載しています。
HHVは、水ぼうそうと帯状疱疹がよく知られていて、水ぼうそうはHHVに初感染した時の症状、その後ウイルスは体内で活動休止しているのですが、疲れやストレスで活性化して帯状疱疹のような皮膚の症状となります。HHVは8種類あって、そのうち6種類はなんの問題もなく共生している状況です。ウイルスは宿主の人間を殺すと自分も死んでしまうので、共生は生き延びる戦略であると氏は述べています。
なかでも、HHV6は疲労度が増すと唾液中に増加するという研究報告があって、他の安全な宿主に乗り換えるために唾液に多く出てくるということです。
氏は結局、リトマス試験紙のように色で表示するなどの工夫をして、疲労調査に生かせればというアイデアを提示しています。
行きついた結果が上記のような話なのですが、あたり前のような話ですが、科学としてきちんと考える、今は人間にとってこの新型コロナウイルスはどのような状況にあるのか疫学的に考察するなど、必要な検討を行うことが大切なことであると思います。
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