例えば、記号が自由に使えること、因果関係を厳密に考えることができるなどが難しい場合があるということです。抽象的な概念を使用してものを考えることを求められることが学年が上になると「生活言語」から「学習言語」への移行とともに増加してきます。
移行とは基本的には、抽象化と類推、「もし〜」などの条件節への対応、抽象的な概念の拡大などをいうのですが、通常の生活のなかでは、わかりやすく、妥協しながら会話をしていますのでまず自然に学習言語への移行を行うことは難しいことなのではないかと思います。
大人が、ものごとを実証する場合は、経験的な現実から規則性を見つけ、仮説をたて、それを検証するー論理を構成するプロセスをとります。また、すでに、規範となっているものは、「世の中はこの基準が適応される」から実証を抜きにすぐに話が始まることになります。
不完全な学習言語への移行は、結局、大人として世界と対峙していかなければならないときの障害となってしまうことになります。子供が成長する上で大切なことの一つでもあります。
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